低インシュリンダイエットとは?
低インシュリンダイエットとは、インシュリンの分泌をおさえる食品を選択することで脂肪の蓄積を抑えるものです。TN健康科学研究所所長の永田孝行さんがテレビで紹介したことで広まりました。元々は、糖尿病患者の食餌療法として使われていた方法です。
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なぜ、低インシュリンダイエットは痩せるのか?
食後、血糖値があがるとすい臓からインシュリンというホルモンが分泌されます。インシュリンはあがった血糖値を下げる働きをします。しかし、急激に血糖値があがった場合は余分な糖を脂肪として溜め込む働きもします。つまり、血糖値のあがりにくい食べ物をとればインシュリンが過剰に分泌されず脂肪も蓄積されなくなるのです。また、インシュリンが減ると、代わりにグルカゴンの分泌が促進され脂肪細胞がエネルギーとして使われるようになります。低インシュリンダイエットでは、血糖値をGI値(グリセミック指数)という数字で表します。これはブドウ糖を100とした場合の血糖値の上昇率です。GI値が60以下の食べ物を選びます。例えば、そば、玄米、きのこ類、海草類、緑黄色野菜、大豆などです。逆にGI値が高いものは白米、うどん、ジャガイモ、カボチャなどです。この方法のメリットは、従来のダイエットのようにカロリーを気にする必要もなく運動も必要がないことです。また、GI値の低い食品はカロリーも低く栄養価が高いものが多いです。ふだん、カロリー制限をしていてもやせにくい人などにお勧めのダイエット方法です。