サーキットダイエットとは?

アメリカでサーキットダイエットと言われている方法が、日本ではバンザイスクワットと呼ばれるようになったようです。バンザイスクワットとは、3分で脂肪を燃やす効果が期待できる新しい理論の有酸素運動のことです。テレビの「発掘、あるある大事典」で放送されて流行りました。ふつう、有酸素運動で脂肪を燃やすには20分以上の運動の継続が必要といわれていますが、この方法だとたったの3分でその効果が期待できるのです。

サーキットダイエットの方法

バンザイスクワット(サーキットダイエット)の方法です。無酸素運動と有酸素運動の組み合わせになります。最初に無酸素運動を30秒間します。身体をまっすぐ上に伸ばしバンザイの格好をキチンと決めたら、次はしゃがんで地面に手をつきます。 そのまま、ウデに体重をかけて足を後ろにまっすぐ伸ばします。腕立て伏せの格好で、お尻が上がったり下がったりしないようにします。 再び、腕をついた時のしゃがんだ状態に戻ります。その場で立ち上がりバンザイの格好に戻ります。次に有酸素運動を30秒間します。軽く飛び跳ねるように、その場で軽いジョギングをします。この無酸素運動と有酸素運動のセット1分を3回繰り返します。なお、バンザイスクワット(サーキットダイエット)をするのに効果的な時間ですが、朝、仕事をする前に行うのがお勧めです。運動が終わった後も脂肪分解酵素リパーゼの働きが続いているので、仕事で体を動かせば脂肪が燃え続けるからです。

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サーキットダイエットが3分で脂肪が燃やせる理由

短距離走や筋トレなどのような無酸素運動は瞬間的に強い力を必要とします。このときに消費されるのは酸素ではなく糖質です。酸素が無くても、エネルギーを生み出すので無酸素運動と言われます。この無酸素運動を行うことで3つの脂肪燃焼効果が期待できるのです。

1つ目は、心拍数がアップすること。
この時、血液の流れがよくなり酸素がたくさん運ばれることで有酸素運動の時より脂肪が燃やされます。

2つ目は、毛細血管の血流も良くなること。
体の隅々にまで酸素が送られま脂肪燃焼の効率がアップします。

3つ目は体温が上昇して脂肪分解酵素のリパーゼが働くこと。
リパーゼは体温が0.5度から1度上がると活発に働くと言われています。有酸素運動では体温をあげてリパーゼを活性化させるまでに20分かかるのです。また、時間もバンザイスクワット(サーキットダイエット)では無酸素運動は30秒と決められています。これ以上すると、乳酸がたまって筋肉が疲れて動かなくなってしまうからです。すぐに有酸素運動にきり変えれば乳酸が分解され疲れも残りません。また、無酸素運動と、有酸素運動の組み合わせで筋肉も徐々に増えるので基礎代謝もあがっていきます。さらに、筋力を動かすことによって筋出力がアップし体が軽くなります。これは運動をすることで筋肉への神経伝達が活発になり筋肉が出せる力がアップするからだそうです。

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サーキットダイエットの応用

バンザイスクワット(サーキットダイエット)は、お腹や太もも、二の腕、顔などの部分やせにも応用できます。それぞれの部分の筋肉を動かせば、その場所の血流や毛細血管の流れが活発になり脂肪が燃えるという理由からです。さらに筋力もアップするので引締め効果もあります。

お腹やせ用の運動の方法です。
床に仰向けになって、片足をあげると同時に上半身も持ち上げて両手でヒザを触ります。これを左右の足で交互にします。 ウエストのシェイプも加わるのでくびれにも効果的です。 腹筋の脂肪が燃えます。 お尻と太ももやせの運動です。後ろに両手をついて座ります。足を上の方にまっすぐ伸ばしながら腰も高く持ち上げます。これを左右の足で交互に行います。下半身の筋肉が全体的に使われるのでシェイプアップに効果的です。

二の腕やせ用の運動です。
立った状態で上半身を前に倒し両腕をひじをつけながら胸の前で抱えるようにします。今度は上半身が倒れたままの状態で両腕を体の後ろにまっすぐ伸ばします。この時、腕をひねって両方の親指が体の外を向くようにします。腕をひねる時に、上腕三頭筋の脂肪が燃焼し、筋肉もつくので二の腕の脂肪が解消されます。

最後は顔やせです。
立った状態で体を前に縮めるようにしながら、顔の筋肉を縮めて大きく息をはきます。次に息を吸いながら肩を後ろに伸ばし顔の筋肉を伸ばしていきます。肩の筋肉を動かすので顔への血流 、表情筋を動かすことで顔の毛細血管の流れがアップします。 顔の脂肪が良く燃えるようになります。

サーキットダイエットの体験談

「発掘、あるある大事典」ではモニターの方にバンザイスクワットと各部分の部分やせ運動をあわせて1日3×2=6分間を2週間していました。効果がかなりあがっていたようです。私も実際にバンザイスクワットをしてみました。たった3分なのですが正直いってかなりキツイです。最初は、たったの3分でこんなにすごい効果があるんだしラッキーだと思ってました。しかし、元々無酸素運動って100メートルダッシュに代表されるようなキツイ運動なので、運動不足の人間がすると終わった後、かなり息があがり辛いです。終わった後もしばらく続くくらいです。4日目で筋肉痛でバンザイスクワットの腹筋の姿勢が耐えられなくなり挫折しました。でも、5日目に何とか再開しました。体も慣れてきて筋出力もアップしたせいか体が軽くなりました。その後、下半身用の足を上げる方法も一緒にしましたが、膝も痛くなってしまい、あえなく10日で挫折しました。この運動は日頃何もしていない人がするのは続かないと思います。ある程度筋肉がある人がすれば効果的だと思います。私も、筋肉をつけたら再開したいと思います。

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